犬だワン・健康クラブ

犬の読み物 >アイドルの死 (ちくわさん、感謝です)


私の家のアイドル犬、シェルティのカールが、昨日の朝10時ごろ息をひきとりました。
12歳でした。

6日ほど前の夜中3時頃に、人がキャーを叫ぶような声で鳴いたカールを家族は抱えて病院へ行き、翌朝、お腹を切って手術をした結果、肝臓に腫瘍があり、しかも肝臓が豆腐のような状態だと言われました。

「覚悟した方がいい」と父が言っていました。

手術中もカールはすごく頑張ったのだと病院の先生はおっしゃっていたそうです。
その4日後、家に連れて帰れるほど状態が安定していました。

いつもは玄関にいるカールですが、ずっと家のリビングにいたそうです。
少しはゆっくり歩いたり、目をキョロキョロさせたりと元気に過ごしていたのですが、死を迎えることとなった朝、抱きかかえて散歩に出た妹が、途中でばったりと倒れたカールを連れて、帰ってきたのです。

すぐに病院へ行き、そして心臓マッサージが続いたのですが「もうこれ以上するとかわいそうだ」という医師の判断により、カールは永遠の眠りについたのです。

ここまでは、私の家族が私に電話で話してくれた内容です。
というのも、私は現在アメリカに留学中で、病院で手術をしたのことは聞いていたものの、私が夏休みに帰国するあと一ヶ月、カールは待っていてくれると強く信じていました。

私の妹がカールの死を報告してくれた時は、涙も出ませんでした。

あまりにも実感がなさ過ぎて、、、。 まだこんなに元気だった頃の写真を見ながら、まさかカールが死んだだなんて思えません。

本当に利口な犬で、なんでもすぐに覚えました、でもやんちゃで、無駄吠えだっていつでもしてて、かわいい顔を見るとついつい許してしまう私の家族の弱点を知っているのか、そんなときはかわいい顔をして、いつしか、わがままに育てたつもりはなくても、わがままになっちゃってました。

けれども、何かツライことがあったり、寂しいとき、いつもカールのいる玄関で泣いてました。そんなときは、絶対に絶対に一緒にいてくれたのです。
あのときのカールの目は忘れません。
そんな時のカールは家族にとっても良き話相手であり、心の支えでした、そしてずっとこれからも。

犬って表情がありますよね、楽しそうな顔のカールを思い出す今、泣いてばかりでなく、私も頑張ろうと思います。いろんなことに負けないように。

これから、時間をかけて、カールの死を受け止めていくつもりです。

読んでくださった方、どうもありがとうございました。
そして、ペットを飼っている皆さん、もし家族(ペット)に最期が訪れたとき、それも飼い主としての大切な大切な最期の仕事だと思ってしっかり受け止めてあげて下さいね。

これは私がカールの最期を見届けてあげれなかったという唯一の心残りからです。


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