■犬のケガ・出血(止血の方法)
犬のケガはいろいろな場面で起こります。 今まで飼った犬では一番大きな不慮な事故は、大型犬の小さい頃、ゴルフボールのような石を飲み込んで手術をしたことがあります。今の犬は、歩いてガラスで足を切りましたし、散歩の仲間の犬は、やけどをしたり、無事でしたが紐が外れて飛び出して車とぶつかったり、話を聞くとかなりあります。
交通事故やヤケド、異物、中毒など不慮の事故やケガは、実際かなり多くあります。 もちろん、最大限の予防や防止などは必要ですが、それでも、起きてしまうこともあります。
ここでは、一番多い、ケンカや切り傷について考えていきます。 ケンカによる傷は、軽いものから、動脈などを損傷して出血が止まらないものまで様々です。 皮膚が傷ついている開放傷と皮膚が傷ついていない非開放傷があります。
開放傷はそこから細菌の感染がしやすくなりますし、非開放傷で皮膚の下の組織の損傷程度によっては危険なこともあります。 出血している場合、患部を清潔なガーゼなどで圧迫します。
3〜5分くらい圧迫して出血がおさまるようでしたら、そのガーゼごと包帯で固定します。 出血が止まらないような場合、動脈が損傷していると考えられます。
その場合、傷よりも少し心臓に近い部分を包帯でしばって下さい。ただ噴出すように動脈がかなり損傷している場合、止血しにくいです。 おう吐や下痢に血が混じる場合は、内部出血の可能性が高いです。
非開放傷の場合、患部に冷やしたものを当てます。 出血した場合はショックが起きたりしますので、すぐに病院へ行きましょう。 傷が大きい場合、手術になります。
 | パニックがひどいようなら、まず落ちつかせてください |
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