■犬の骨折
骨折は、交通事故や高いところから飛び降りたり、転落したりなどで起こります。 もちろん、高齢や病気で、骨が弱くなって骨折することもあります。
骨折には種類があります。 一般的に骨が2つ以上になってしまうことを完全骨折と呼んでいます。 さらに、折れた骨が皮膚から突き抜けているものを開放骨折といいます。
外に出ているので、細菌の感染がしやすくなります。 骨折した部分を皮膚が覆っているのを閉鎖骨折といいます。 また若い犬はまだ骨の発達ができていないので、枝のように裂けますが2つに分かれない骨折を若木骨折といいます。
人間と同様に、激痛が伴います。 歩けない、びっこを引いている、動きたがらない、また苦痛からパニックになったりします。 骨が皮膚から出てしまったり、内臓なども損傷していたりするケースもありますので、すぐに病院へ連れていきましょう。
細菌に感染しないように、清潔なガーゼなど、包帯で、巻いて下さい。 保定が出来ればベストですが、出来ない場合や山などで骨折して病院が遠い場合などは、とにかく添え木をしてしてください。
添え木での注意点は、強く巻くと血行障害になってしまい、壊死します。 常に、先端部分が冷たくないかなどのチェックが必要です。 添え木は1本より両側に2本の方がやりやすいと思います。
適当なものがなければ、週刊誌や雑誌、新聞紙などを使用することも出来ます。 普通は事故をいちいち想定していませんので、何か添え木になるものを代用して、早く病院へ連れて行くことが大事です。
 | パニックがひどいようなら、まず落ちつかせてください |
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