◆腎盂腎炎
腎組織から送られてくる尿は、腎盂(腎盤)に集まります。 ここで細菌に感染したり尿路の鬱滞があると腎盂腎炎になります。 腎盂腎炎は重い尿路感染症です。
膀胱炎などに罹ると細菌が尿路をさかのぼって腎盂まで進入して腎盂腎炎になります。 急性腎盂腎炎の場合は、元気がなくなって、食欲も落ち、吐き気や腹痛が出ます。
細菌感染の場合は、尿道部分が多く、尿に血が混じりことがあります。 膀胱炎と同じ症状なので、区別が付きにくいです。 慢性腎盂腎炎の場合は、病気が相当進行してから気が付くので、その場合腎不全になってしまいます。
前立腺や尿道や膀胱など尿路の鬱滞の原因を調べて治療します。  | 慢性の場合、最初は症状が出ないんじゃよ…
実に厄介なんだ | レントゲンや超音波で腎盂が広がっていることを確認します。 治療は抗生物質の投与になります。
◆腎結石 腎結石は、腎臓の腎盂に結石ができる病気です。 結石は片方に出来る場合もありますが、両方にできてしまうこともあります。
どうして結石ができてしまうのかは、よくわかっていないのが現状です。 普通は進行が相当しないとわからない病気です。 病気が進行すると腎臓の中のネフロンが3分の2以上駄目になることもあり、腎不全になることがあります。
治療はほとんどが外科手術になります。 |