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■急性腎炎・慢性腎炎
◆急性腎炎
腎臓の中の糸球体の基底膜が何かの原因によって、突然炎症を起こしてしまいます。そうなると腎臓からの窒素化合物をうまく排泄できなくなります。
ひどいと高窒素血症になります。

突然腎不全のようになります。痙攣や尿毒症の症状が出てきます。
生命の危険になる病気です。

軽い場合は、食欲や元気がない、嘔吐や脱水症状なども出てきます。
ほとんど犬は細菌などの感染の場合、症状が軽くてすみます。
免疫系統に異常があると重くなってしまいがちです。

アデノウィルスなどのウィルスに感染すると免疫に異常が起こります。また毒性のあるものに中毒を起こした場合ににも異常が起こります。

治療は、輸液を行ないます。
脱水症状に対して、水分補給をする意味があり、血液中の高窒素化合物を取り除くことにもなります。
また血液の透析など、腎不全と同じような処置を行ないます。

◆慢性腎炎
慢性腎炎の場合、あまり症状としては出てきません。
加齢とともに腎臓の機能がおとろえて、慢性腎炎になっていきます。
ひどい場合には、慢性腎不全になります。

症状は様々ですが、尿の中にタンパクが出ることが多いです。
ひどい場合には、血液中のタンパクの濃度が低くなり、ネフローゼ、尿毒症を引き起こすことがあります。

老齢の犬には非常に罹りやすい病気です。

腎臓の急性の病気は生命の危険があるので要注意ですね。




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