犬だワン・健康クラブ

老犬の病気 > 低血糖症・ケトアシドーシス


■低血糖症
血液中の糖分の濃度が、低くなると体がぐったりしてしまいます。
インスリンを過剰に投与するとこの状態になり、ひどい場合、痙攣や意識を失います。

低血糖症は、新生児の低血糖症と成年の低血糖症に大別されます。
新生児の場合、大体3ヶ月くらいまでの子犬に罹ります。
子犬の場合、ブドウ糖を投与して治療します。

成年の場合は、食事をすると収まります。
ただし、糖尿病などでインスリンの量が多すぎた場合、蜂蜜や砂糖水などをすぐに与えて病院へ連れていかないといけません。

すい臓の腫瘍はほとんど、がん細胞のケースが多いです。
老齢の犬に多い症状です。
すい臓がんは人間も犬も早期発見が難しいがんです。
また進行するケースも多いのですが、早く見つけると手術や放射線治療などを行ないます。


■ケトアシドーシス
糖尿病が長い間進行していくと、血液中のケトン体という物質が増えて下痢や嘔吐などの症状を起こします。
食欲不振や元気がないなどの症状もあります。ひどくなると意識を失ってしまいます。

ケトアシドーシスがひどくなると、血液の成分が酸性に近づく代謝性アシドーシス、脱水症状を併発して、生命の危険になります。

糖尿病に罹っていて治療をしない場合などに起こりますので、早くインスリン注射や輸血により、体内の電解質のバランスを取らなければなりません。

検査は尿の中のケトン体を調べればすぐにわかります。



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