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■クッシング病(副腎皮質機能亢進症)

人がこの病気になるのは珍しいのですが、最近は犬でクッシング病は非常に増えてきています。
ストレスや肥満の犬に多く見受けられます。

糖の代謝を助ける副腎皮質ホルモンが異常に多く分泌される病気です。

まず水を異常に飲むようになります。
尿が増えて、食欲も旺盛になります。
また腹が膨れ上がったり、毛が乾いたり、身体の両側が同じように脱毛したりもします。

内分泌気管でコルチゾールという代謝更新を促すホルモンを分泌する副腎が何かしらの理由で活性化してしまい、過剰にコルチゾールを分泌する病気です。

老齢になるとクッシング病になりやすいです。
脳下垂体の前葉や中葉に腫瘍ができて、それにより、副腎皮質刺激ホルモンが過剰に作られます。そのために、2つの副腎が刺激されて、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されてしまいます。
また副腎に腫瘍ができたり、ステロイド系の薬物の長期間、多量に投与された場合にも発生します。

特にがんやアレルギーなどにはステロイドを長く治療する場合がありますので、その病気を治療するための治療が、クッシング病になる原因もあります。

がんやアレルギー、免疫不全などの病気の治療をしているときに、食欲が異常に高くなったり、水を多量に飲む場合には、クッシング病の初期と考える必要があります。

治療には副腎皮質の働きを弱める薬を長期間投与する必要があります。
ステロイドが原因の場合には、投与を徐々に少なくしていきます。




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