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老犬の病気 > 肝炎 |
■急性肝炎 肝細胞の炎症、壊死、浸潤が認められ、食欲不振、おう吐、下痢などの症状が出ます。 細菌や寄生虫からの感染性肝炎と化学物質やカビ毒などの中毒性肝炎に分けられます。 肝臓は症状が出てこない事も多いので、気がつかない場合もあります。 ■慢性肝炎 急性肝炎が移行していく事も特発性の場合もあります。 食欲不振、元気がない、下痢、おう吐などがあり、だんだん痩せていきます。 病気の原因を取り除いたり、進行を遅らす治療になります。
◆伝染性肝炎 イヌ科の動物に感染するウィルス性肝炎で、子犬に感染すると高い死亡率になります。 元気だった子犬が急変してしまうのがこの病気の特長です。 高熱、血便や吐血など症状は様々です。 ウィルスは口から入ると咽頭部やリンパ節、全身の臓器へと血液を通じて運ばれます。 特に肝臓への大きなダメージが起こります。 治療は食事や安静にすることです。 効果的な薬というものがないので、肝臓の機能回復をするのを待つしかありません。 ビタミン剤やブドウ糖、抗生物質などを与えます。 予防はワクチンが一番有効です。 |