詳しくは判らない部分が多いですが、遺伝的なことやホルモンの関係とも言われています。
去勢手術をしていない老齢の雄によく見受けられます。 排便をする姿勢からなかなか便が出にくい症状が出ます。 直腸を支える骨盤隔膜筋がゆるくなってしまうことにより、そこで直腸自体が拡張して、憩室がつくられてしまうからです。
簡単に言いますと、肛門の横から直腸や膀胱が出てしまい、排便がしにくなるのです。 見た感じでは、肛門の横のヘルニア部分に弾力性に富んだ膨らみがあります。
病院では、会陰部分の触診や直腸診、検査などでこの病気を特定します。 排便コントロールをして便をやわらかくして、ヘルニアの穴をふさぐ手術が必要です。
最初は、宿便を取り除いたり、宿便の予防が必要になります。 外科手術は、弛緩した骨盤隔膜筋を補填をして、直腸の拡張を抑えるものになります。
雌にはほとんど見られないのは、 男性ホルモンの過剰な分泌による原因だからです。 飼い主が注意するポイントは、肛門の周りが膨らんで、力んでもなかなか排便ができなくなると注意が必要です。
こんな症状が出れば、早めに専門医へいきましょう。 便が出なくなると動物はかなり状況が悪くなるので、便秘だと軽く考えずに、すぐに動物病院へ連れて行ってください。
 | 便が出なくなる。
これは一大事です。 | |