蚊を媒介に犬糸状虫という寄生虫が、心臓や肺動脈などの血管内に寄生します。
犬の代表的な心臓病です。 フィラリアと言う寄生虫、犬糸状虫が心臓に寄生します。 フィラリアの成虫は犬の心臓に寄生します。
そして、ミクロフィラリアという子虫を血液の中に排出します。 アカイエカなどの蚊が媒介します。 吸血する時にこのミクロフィラリアを一緒に吸い込んで、蚊の体内の中で成長していきます。
それが他の犬に吸血した時にその犬に感染してしまいます。 犬に感染するとその子虫は、2〜3ヶ月の間、そのまま皮膚や筋肉、脂肪組織で発育して血管から心臓に寄生していきます。
成虫は長さ20センチくらいの長さになります。 症状は咳をし出します。 軽い間は、時々せきをするだけなので、気が付かないケースが多いです。
フィラリア症が進行すると、せきをする時間も長くなります。せきをすることで喀血をすることもあります。 段々、散歩や運動をしなくなります。
腹水がたまります。腹水がたまると動けなくなります。 さらに進行すると食欲不振や貧血、呼吸困難などが起こります。
 | 以前は室外の犬が多かったし、薬も高価だったんじゃよ。
だから、本当に怖い病気だった… | 肺動脈の寄生虫によって、肺動脈硬化症がおこります。 また心臓にも負担が大きくなるので、心不全、そして肝臓や腎臓などの重要な臓器にも影響が出ます。
特にほとんどが慢性的に進行していきますので、治療を行なってもあまり効果は望めません。 フィラリア症は、定期的な予防が出来る病気なので、とにかく予防は重要です。
予防は確立されていますが、蚊が媒介しているため、室内の犬でも、散歩や家の中でも感染しやすいです。 現在でも発生率は高いです。
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