■気管支炎
気管支炎の原因は、単独での特定が難しいです。 多くは、タバコ、排気ガス、空気の汚れ、アレルギー、遺伝、ウィルス、細菌などが考えられます。
また異物を飲み込んだりした時に、傷が付いて、そこから細菌が入り込んだことが原因にもなります。 もどすような感じで咳をしたり、乾いた咳が多かったりします。
少し触っただけでも痛がったり、軽めの運動でも咳が激しくなったりします。 呼吸困難にも陥りますし、慢性になると、環境や時間帯で咳き込む回数が非常に増えたりします。
犬の気管支の病気と言うと、子犬のケンネルコフが有名です。 ワクチンや清潔さなどにより、ケンネルコフ自体の発生は少なくなっています。
これに対して、慢性の気管支炎は老化が始まる頃から発病する犬も多くいますが、レントゲンでは異常が見当たらないケースも多いです。 他の病気と併発しているとか、発熱や食欲がないとか、他の病気と関連があると考えられる場合には、多くの検査をしなければなりません。
治療方法は、内科療法や吸引です。 興奮するとひどくなるので、なるべく安静にして、空気がきれいな環境で、咳を抑えます。 気管支拡張剤、消炎剤、抗アレルギー、ステロイドなどの処方も行ないます。
 | ウィルスの侵入、感染、寄生虫、などが原因ですが、見た目が苦しそうなので、本当に心配な病気です。 |
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