■溶血性貧血
自分の免疫機能が、自分自身の赤血球に攻撃をしてしまう病気です。 赤血球が足りなくなって、貧血が起こります。 自己免疫性溶血性貧血は、症状が急に現れることが多いです。
いきなり元気がな九なり、運動を嫌がり、食欲不振、嘔吐などの症状が出ます。 貧血が重いケースでは、呼吸困難が起こります。 目の結膜や朱肉の色が白色に変化したり、黄疸が出たり、尿に血液が混じったりします。
原因は判っていません。 免疫の異常の病気ですが、身体の中に赤血球に対する抗体ができて、それを破壊してしまいます。 溶血とは体内の赤血球が壊れて溶けてしまうことを言います。
急激に大量に赤血球が不足してしまうがために貧血が起こります。 貧血が起きるとそれに関連する症状が起きます。 治療の前には必ず血液検査を行います。
貧血の度合いや黄疸の程度を調べる必要があります。 治療方法としては普通は内科療法を行います。 軽い場合は改善されます。
症状が重い場合には、輸血が必要になりますが、犬の場合は人と違い、血液型が合致した血液が用意されることは非常に少ないです。 原因が判らないだけに貧血の改善が出来ないことも多くあります。
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