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犬のケガ・事故 > 犬の輸送・保定 |
ケガなどにより、普段は大人しい愛犬も興奮状態になります。 治療や検査や注射など、犬が暴れて治療が遅れたりしないようにしなければなりません。 あらかじめ犬を動かないように押さえていることを保定といいます。噛むようでしたら口輪も行います。 立ったまま行う場合は、犬の首の下から片腕を回し、もう片腕を胴体の下からまわして犬の身体を引き寄せます。 座らせて行う場合は、犬の首の下に片腕を回し、もう片腕はお腹を押さえるようにして身体を引き寄せます。 横にする場合は、ひじで犬の方と腰を固定します。足は手で持ちます。 毛布やシートなどに犬を入れて、複数の人が端を持って運べば、担架の代わりにもなります。 出血したり、骨折したりの状況であれば、止血や包帯などで固定して、なるべく患部を上にして運びます。 ケガや症状を悪化させないまま、早く動物病院へ運ぶことが重要なポイントです。 包帯などは普段経験がなくても、行ないます。 犬が患部を舐めたり、細菌の侵入を防いだり、止血や添え木など、多くの役割があります。 小型犬や中型犬と異なり、大型犬は大変です。 一人で運ぶのは難しい場合、毛布などで複数で運ぶようになります。 激痛があるけれども、意識がある場合は、痛がったりして、噛んだり暴れたりします。 余程しつけをされている犬でも興奮状態になっています。 まず飼い主がなだめて安心させてから運ぶようにして下さい。 口輪の方法 包帯、ネクタイ、パンティストッキングなど、やわらかいヒモでも使用できます。 口にヒモを1〜2回巻きつけた後、首の後ろ側まで回して縛ります。
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