犬だワン・健康クラブ

健康のために > 犬の心を考えて


病気になると体調が悪くなります。これは当たり前ですね。そして病院へ行きます。医師が診察、検査して、治療や投薬をします。

人間の場合、医師の治療方法を理解して、患者の生活努力もあり、何より治そうとする心があります。心も治療も全て統一されています。

犬はどうでしょうか?
体調が悪い、治さなきゃ、この意思は人と変わらないはずです。でも、治療方法を理解できませんし、言葉も喋れませんし、面識の少ない〈または初対面の〉獣医に信頼感はないでしょう。

犬にしてみると、医師に大きなストレスを感じています。さらに信頼のおける飼主が、万一医師とコミュニケーション不足だったり、必要以上に狼狽したり、治療を嫌がる犬に同情を寄せたりすると、犬と飼主と医師の関係が微妙になります。

薬が大好きな犬は、私は見たことがありません。薬が治療に必要だということも完全には伝わらないでしょう。でも多くの犬は、薬を飲みます。治すためでなく、飲まそうとする飼主を信頼しているだけかも。嫌だが、飼主のために飲んでいるのかもしれないのです。

薬は、にがてっす

薬の役割は、病気そのものを治すというより、体の機能を助ける役割です。
@病気の進行を遅らせる
A病気に痛みを緩和する
B体の自己修復機能を高める
場合によっては、薬が有効でなく、その場しのぎで使用されるケースもあります。

交通事故にあったり、病気で介護が必要になった犬を見かけると、介護状態にあっても、苦しい状況にあっても、犬の目は、信頼に輝いています。

犬の心は飼主へ絶大の信頼があります。医師に対して、治療に対して、病気に対して、飼主の不安、心配は仕方がないかもしれませんが、伝わるのです。治る自信、どんな状況下でも奇跡を呼ぶ信念が、犬の心には、とても、とても重要なことなのです。

信頼の眼差しっす

犬の生命力は強いです。犬の心が飼主の信頼のもと心の安静ができれば、治癒に貢献できるのです。 獣医はこのことを良く理解しているようですね。ケースバイケースでしょうが、不安になって夜通し鳴く犬を無闇に入院させない時もあります。

犬の心が、ストレスのない状況になるような努力を継続してみましょう。 それは獣医と飼主の一体感にあります。


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