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老犬の病気 > 肥満症 |
肉食動物は、常に、狩りが上手くいくとは限りません。このため、早く、たらふく食べる習慣があります。空腹の日々に備えるためです。
この習性が現在もあります。 また人間とともに生活している犬は運動不足になり、食物も多く与えるので、体内のエネルギーの消費も少なく、摂取カロリーは増えるので肥満になります。 特に犬は1日の大半はすることもなくジッとしたり、寝ていますので、 そこに欲求不満が生じます。 欲求不満をうめるために食欲が出ます。 人間も年中食物を与えますので、どうしても肥満傾向の犬が多くなります。 特に老犬〈シニアドッグ〉は、運動量が減ってきますので、太りやすくなります。肥満は糖尿病、心疾患などの病気を引き起こしやすいです。 たとえば… 肝臓、心臓などの臓器に負担がかかる。 血圧が高くなる。 糖尿病になる。 かたよる食事で、がんにもなりやすい。 足の関節を痛める。 年齢が上がるにつれて、太り過ぎとやせ過ぎに注意します。太りすぎは予防できます。やせ過ぎは早期発見につながります。 肥満予防の第一歩は、低カロリーです。犬が喜ぶ高カロリーを与えすぎると、寿命に関係してきます。
肥満防止は食事と運動です。 毎日運動を適切に行なって、食事の量をきちんと管理していけば、肥満の防止はできます。 特に見た目でやせていると思っていても肥満だというケースは非常に多くありますので、動物病院で見てもらうのが一番よいでしょう。 |