犬だワン・健康クラブ

老犬の病気 > がん


がんは細胞内がん遺伝子が活性化し、がん抑制遺伝子が弱まることによって起こる病気です この遺伝子の異常には、日常の生活習慣が大きくかかわっていますが、がんの発生の明確な理由はわかっていません。

ある日、正常の細胞のひとつが、なんらかの原因で変異して、無制限に増えつづけます。進行すると、血管やリンパ管の中を通って体のいたる所に転移し、そこで、さらに増えつづける恐ろしい病気です。

すでに人間社会では、死亡率は第1位です。2位の心疾患、3位の脳血管疾患を足しても、がんの死亡者は多いのです。

がんの治療法は、 完全な治療法が実はありません。外科療法、化学療法、放射線療法などの、いくつかの治療法を選択します。また組み合わせを行い、補い合って治療する「集学的治療」が一般的です。早期発見ほど生存率は高くなります。

犬も同じですね。高齢になるほど、免疫力の低下に伴い、発病しやすくなります。

どんな犬でも、がんは発病する可能性がありますので、完全な予防方法はないのよね〜。     ガ−ン…

犬に多いがんの種類
乳がん
リンパ腫
皮膚がん
メラノーマ

症状
1 できものやしこりがある
2 食欲がでず、やせてきた
3 元気がない
4 尿や便に血が混じる

犬は実はがんに罹りやすいとされる理由は、ホルモンに関係があります。乳がんは、10歳で50%とされています。これは、人間と違って、ホルモンの働きが活発だからです。雌犬は、一生、子供を産めますので、どうしても、罹がん率は高くなります。不妊手術をすれば、確かに発症率は下がります。ですが、不妊手術も結構大掛りなので、飼主としては悩んでしまう場合も多いですね。

がんは病気の性質上、心臓以外にどこでも転移する可能性があります。人間のがんの部位は相当細分化されていますが、いずれ、犬も同じになると思います。

犬も治療法は、外科療法や化学療法、放射線も行います。
当然ながら、体の負担は大きいです。

がんは基本的に手術で取り除くのがベストですが、進行や部位、がんの種類によっては、放射線や抗がん剤治療に非常に効果が持てるものもあります。

がんの危険信号8か条 ( 日本対がん協会 )
がんは無症状のうちに進行します。もしこんな症状を飼主が注意して見つけたら、人間同様に獣医へ見てもらいましょう。

胃   … 胃の具合が悪く、食欲がなく、好みが変わったりしないか?
子宮 … おりものや、不正出血はないか?
乳房 … 乳房の中にシコリはないか?
食道 … 飲み込む時に、つかえることはないか?
大腸 … 便に、血や粘液が混じったりしないか?
肺   … 咳が続いたり、痰に血が混じったりしないか?
咽頭 … 声がかすれたりしないか?
舌、皮膚 … 治りにくい潰瘍はないか?
腎臓、膀胱、前立腺 … 尿の出が悪かったり、血が混じったりしないか?

がんを防ぐための12か条 ( 国立がんセンター )
1  バランスの取れた栄養を取る  
2  毎日、変化のある食生活を 
3  食べすぎを避け、脂肪は控えめに   
4  お酒はほどほどに   
5  たばこは吸わないように
6  食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多く取る
7  塩辛いものは少なめに、熱いものはさましてから
8  こげた部分は避ける
9  カビの生えたものに注意
10 日光に当たり過ぎない    
11 適度にスポーツをする  
12 体を清潔に

酒?タバコ?そんなものは大嫌いなのに!

食生活に関するものが多いのです。本来、犬は肉食です。しかし人間と生活するうちに、栄養バランスの良い食事になって、長生きにつながっています。当然食事にも注意すべきことが生じています。



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