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■破傷風
破傷風菌は馬・牛糞の肥料と混じった土壌に多く存在しています。
その土壌に存在する破傷風は、犬の体が土に接した時に傷口から侵入します。

破傷風は、運動神経や中枢神経が侵されて、全身のけいれんを引き起こします。
感染後は、数日くらいで発病することもあり、また数週間後に発病することもあります。

まぶたがひきつって、鼻の穴も開いたまま、口は開けにくくなります。
これは口唇と眼球の筋肉が収縮してしまうからです。
飲食も当然ながら出来なくなります。

首や全身に硬直が起こり、関節も動かず歩けなくなります。
その後、呼吸困難に陥ります。

治療は患部を消毒して、感染の拡大を防ぎます。
早い段階で病院へ行くとペニシリンや細菌が増殖している傷の組織を切除します。
また犬は安静にして、暗い場所で、栄養剤を投与します。
少しの光とかでも敏感に反応するのを防ぎます。
早期の場合、これらの 治療で命を救うことが出来ますが、症状が進んでしまうと死亡率は非常に高い病気です。

犬は破傷風菌に対しては高い抵抗力があるので、予防接種は普通行ないません。
けれども傷がある場合には、必ず消毒をして、泥などが触れないように注意しましょう。

小さな傷口からの場合、侵入経路が見つけにくいのです!




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