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犬の病気 > ジステンバー |
■ジステンパー
急激に高熱を発して死亡率が高い病気です。 症状は様々です。 ジステンパーは、犬ジステンパーウィルスに感染すると、1週間程度で発熱や食欲不振が起こります。 初期には熱が出ます。 このときにはジステンパーとわからないケースがほとんどです。 その後、下痢や脱水、嘔吐、咳、黄色い分泌物を出します。 免疫力が強い犬は発病しなかったり、抗生物質の投与をすると改善する犬もいます。 ほとんどは数週間後に脳炎、痙攣を起こします。 また興奮がひどくなったり、発作のような状態になったり、同じところをぐるぐる回ったりします。 神経系統が麻痺していきます。 体が痙攣をしたり、下半身が動かなくなったりします。 ウィルスの検査によって診断します。 検査は、結膜、扁桃、などの粘膜から検査を行ないます。 有効な治療薬はありません。 隔離して治療を行ないますが、対症療法が多くなります。 犬を安静にして、保温と体力アップで免疫力を上がるのを待ちます。 北米やヨーロッパなど多くの地域では、ジステンパーの予防はされています。 ジステンパーの死亡率は非常に高いのですが、ワクチンの接種によって、十分予防が可能です。 子犬の場合、母乳であれば、抗体を受けることが出来ますので、3ヶ月くらいにワクチン接種しますが、初乳を飲んでいなければ、早く接種を行います。 成犬になれば、年に1回のワクチン接種で予防できます。
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