犬の病気・健康相談過去ログ
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抗生剤を与えてから  くるままさん

13歳半のラブラドールレトリバーです。

つい最近までいたって元気でしたが、
6月19日に左上の歯肉が黒く盛り上がっているのを見つけました。
近くの獣医師に連れて行くと、歯根膿漏でしょうと言うことで
一週間分の抗生剤(タラシン150mg)
朝晩一カプセルづつ与えて様子を見てくださいと言われましたので、
そのようにしていましたら、下痢をするようになり、
ご飯も今までのフードを受け付けなくなりました。
手作りのおじやなら喜んで食べていましたので、それを食べさせていましたが、
抗生剤をのみ終わる頃から元気が無くなり、下痢もひどくなりました。
吐きも加わり、別の獣医で見ていただいたら、
肝機能がGLP235,ALP3500,コレステロール450で、
ALPとコレステロール値は計測できないほど高いそうです。

すぐ点滴で治療を始めましたが、5日たった現在でも、
少しは肝臓の数値は下がったものの、全身状態はすこぶる悪くなっています。
エコー、レントゲンでもこれといった所見は見つかりません。
ご飯はほんの少し食べるのですが、吐いてしまうそうです。
動物病院では今点滴ははずせない状態だと言われています。

抗生剤でここまで、急激な悪化、肝機能障害が起こるものでしょうか。
高齢なので、どこまで動物病院においていていいものか、その判断も迷っています。
何かアドバイスいただけないでしょうか。
よろしくお願い致します。


抗生剤を与えてから  フクチチさん

こんにちは。
その後のラブちゃんはいかがですか?
具合が悪くなって別の獣医にかかったことは
大変良い判断だったと思います。

私のところのラブラドール(10歳)は
股関節が悪く痛みが出ていたので 「鎮痛剤」を処方されました。
非ピリン系のいわゆる「バファリン」のような普通の鎮痛剤です。

ところが、やはりくるままさんのラブちゃんのような症状を起こしました。
検査したところ、同様に肝機能の数値が計測できないような数値でした。
とにかく肝機能の数値がさがるまでは入院による持続点滴でした。
全身状態が戻るまで食事さえ抜きで、食事(肝機能障害食)を食べれるまで1週間。
退院までに約2週間ほど かかりました。

処方した獣医の話では、とても一般的な薬で副作用(肝機能障害)をおこす話はあるが
獣医の間でも副作用の症例は聞いた事がなかったとのこと。
とくにこの薬に対して感受性が強かったのか
アレルギーを持っていたのだろうとのことでした。
処方した獣医にしても副作用の症例は経験していなかったかもしれないし
私も一般的な薬でここまで悪くなるという経験は初めてでした。
どこまで病院に置いておくかの判断は非常に難しいですが
数値が良くなっ てきていることに希望もあります。
獣医さんと逐次状態について話されて判断されるしかないのではと・・・。

アドバイスになりませんが、同様の経験をしたものとして書きました。

ラブちゃんの回復力を信じて1日でも早く快方に向かうこと
お祈りします。


抗生剤を与えてから  くるままさん

フクチチさん、
貴重な体験を教えてくださり、ありがとうございました。

実は、フクチチさんのメールを見る前に病院で、
内科的治療が期待したほど得られていないため、
外科的治療を行うのはどうかと言う提案がありました。
持続点滴で治療して少しは数値が下がったのですが、
先生がおっしゃるには、効果があるのであれば
もっと早く数値が下がるはずだと言うことです。

レントゲンやエコーの検査では、今の所腫瘍などは見つかっていませんが、
画像で見えない所にどこか、悪性の腫瘍があるはずだという説明でした。
おそらく胆道系の癌の疑い。
それで、開腹手術をして、お腹の中を見たいと言われましたが、年齢も年齢なので、
その提案はお断りして、悪い病気であれば、家でゆっくりさせてあげたいと
月曜日につれて帰ってきてしまいました。

病院では、処方食を食べると吐き、その日は水も吐いたそうです。
それでも出来ることはしてあげたいので、
今の所毎日通院で皮下点滴を受けています。
当のラブなのですが、家に帰ってからは吐くのは無くなり下痢もなくなりました。

ただ、ご飯をあまり食べません。
病院で食べていた処方食も全く受け付けず、
食べてくれそうなものを少量上げている状態です。
お肉は食べますが、他のものを混ぜると食べなくなります。ですが、
病院では自力で歩くことが出来ない状態でしたが、
昨日からトイレに連れて行くと自力で歩けるようになりました。
家ではただひたすら寝ている状態です。
それもぐったりしている感じでもなく、見た限り気持ちよさそうに寝ているように見えます。
(そう見えるだけかもしれませんが)

先生にもフクチチさんのメールの内容をお伝えしましたが、
それぞれのお考えがあるようで、やはりどこかに腫瘍がある可能性が高いとのことです。
すでに、持続点滴をはずしてしまいましたので、
これからどこまで肝数値が下がるか分かりませんが、
あきらめずできる限りのことをしてあげたいと思っています。

そういえば、随分前に、一度風邪を引いて咳が止らなかったときに、
ある獣医さんで注射を打ってもらったところ、
ぐったりして、歯茎や顔が真っ白になり、体が見る見る冷たくなって震えだしたことがありました。
まだ若かったので体力もあり、病院についた頃には回復してしまいました。
考えてみると、何かの薬のアレルギーがあるのかもしれませんね。

目下の所、一番の問題は食べることだと思います。
また何か良い情報がありましたらよろしくお願い致します。
本当に貴重な情報をありがとうございました。


抗生剤を与えてから  フクチチさん

こんにちは。
お家に戻られてきっとリラックスできてきたのですね。
ラブラドールを多頭飼いしてますが、肝臓を悪くしたラブの他に
心臓が悪い子、内分泌系と食道を悪くした子(この子は亡くなりました)もいます。
その子達の経験ですが、食べたものを吐いたり、
薬で具合が 悪くなった時、そのことを覚えています。
自分が具合の悪くなる食べ物は一切食べなくなりました。
回復を考えたら食べてもらいたい のですが・・・。

そこでとりあえずは食べるものを与えて体力の回復を図りました。
ただ「いけないもの」はきちんと避ける。
肝臓だと良質のたんぱく質が必要で胆道が悪いという見立てなので、
脂肪類は避けるほうが良いでしょう。

また皮下点滴ですが獣医さんに通うのも大変でしょうし、
犬にも ストレスになりますし。
私のかかる獣医さんは皮下点滴は難しくないので方法を教わり
家ですることを進めてくれました。
点滴のセットは獣医で購入、 あとは家でしました。
相談されてはいかがですか。
肝臓はとにかく身体も休めてあげる(安静)ことも重要です。

回復を祈っています。
頑張ってください。


抗生剤を与えてから  くるままさん

フクチチさま。ご親切なメールありがとうございます。

ご心配いただいたラブのその後の容態ですが、
7月12日の血液検査では、GPTが174、ALPが2989と数値が下がっておりました。
黄疸が少しありまして、ビリルビンが1,7あります。
通っています動物病院でも、やはり家での皮下点滴を勧めてくださり、
この2〜3日練習して今日から自宅で点滴を始める予定です。

このところ吐かなくなりましたので、少し前にお薬を入れましたら、
また吐きましたが、昨日からお薬の種類が変わりましたら、今の所吐いておりません。
先生からは、内科的な治療に反応しているので、
このまま点滴とお薬で様子を見ましょうと言われました。

相変わらずあまり食べませんが、
昨日くらいからやや食いつきが良くなってきたように思います。
今は牛の赤身を焼いたものとささみを少しずつ数回に分けて食べています。
下痢は治り、通常の便になりました。
食べる量が少ないので、退院してから2度しかしておりませんが。

このまま、少しずつでも回復してくれることを願っております。
フクチチさんのラブちゃんは、その後すっかり回復されたのでしょうか。
同じような状況でも治った子がいると言うことが、とても励みになりました。
また、何か注意事項などございましたら宜しくお願い致します。
本当にありがとうございました。


抗生剤を与えてから  フクチチさん

こんにちは。
回復の兆しが見えてなによりです。

ただ私のところもそうでしたが悪くなる時は急ですが
良くなる時はとてもゆっくりです。
どうしても早く良くなってもらいたい一心で、無理をさせてしまいがちです。
慌てずゆっくりと取り組んでいきましょう。

さて我が家のラブですが
生まれつき肝臓が通常の3分の2程度の大きさしかなく(小肝症)、
そこに持ってきて肝機能障害を起こしたので
肝臓へのダメージはかなり大きいとの獣医のコメントでした。
元のように散歩に行ったりするには1ヶ月以上かかりました。
今は元通り元気ですが、食事は肝臓サポート(療法食)です。
また3ヶ月に1回肝機能の検査を受けています。
10歳なので若い頃のような運動はしなくなりましたが
大きな疲れがでないようにしています。

先にも書きましたが慌てないことが大切です。
年齢からも回復に時間がかかります。
元に戻ったようでも ダメージは残っています。
散歩などの時間距離も過ぎないよう 気をつけることが大切です。

ゆっくりですが回復しているようですし
ラブちゃんの回復を応援しています。


抗生剤を与えてから  くるままさん

フクチチさま。 こんにちは。
先日は、貴重なアドバイスを頂き、ありがとうございました。
随分お返事が遅くなり申し訳ありません。

ご心配頂いております13歳のラブのその後なのですが、
今の段階で随分元気になりました。
ただ、ここまでには二転三転の紆余曲折がありまして、本当に大変でした。
先回のメールで、新しいお薬を頂き、飲ませていることを書きましたが、
その二〜三日後に急に足腰がたたなくなり、
非常に具合が悪くなり、自力で排泄も出来なくなりました。
それで、お薬をやめ、しばらく様子を見ていましたら、
二日くらい昏睡したように眠っていて、三日目くらいから少し元気になりました。
トイレも補助すれば、自分でできるようになりました。
食欲は徐々にではありますが、出てきましたので、食べられるものだけ与えておりました。
フクチチさんがおっしゃっていたように、
以前の食事(関節サポートのフード、サプリメント)を一切受け付けなくなりましたので、
食べるものだけを食べさせています。
栄養の偏りが心配なのですが、
病院で出していただいた肝臓サポートの缶詰もまったく食べてくれません。
その後、徐々に回復傾向に向かい、
現在では、普通のフードなら少しは食べるようになり、
手作りのレバークッキーや刺身やパン(なぜかご飯は全く食べないのです)、
犬用ビスケットは少しは食べるようになりました。
現在、食欲は非常にあるのですが、病気をして以来
ものすごく好き嫌いが出てきて、食べられるものはごくわずかのようです。

しばらく前から、夜鳴きするようになり、
獣医さんに相談しましたら、痛み止めの薬を出してくださり、
それを注射すると気持ちよく寝るようになりました。
食欲があるので、内臓の痛みではないでしょう、とのことで、
今はリマダイルの錠剤を飲ませるようにしましたら、
よく効いてくれて、今の所痛がることはなくなりました。
痛みが無ければ、以前と同じように一日中機嫌よく寝て過ごしています。
前足は随分回復してきましたが、自力では立つことが出来なくなり、
寝たきりのような感じです。
それでも、自分で寝返りは打てますし、少しなら立ち上がることもあります。

トイレは外でないとしませんので、一日三回車で、
普段トイレをしていた場所まで連れて行き、そこでさせています。
こんな現状です。

獣医さんでも、原因はさっぱり分からないようです。
獣医さんは、退院した時点で、一週間持てばいいと思ったそうです。
血液のデータなのですが、7月28日の検査では相変わらずあまりよくありません。
肝臓に加えて、すい臓の数値が非常に高いです。
薬の種類は随分減りましたが、強肝剤、利胆剤が鎮痛剤のほかに出ていまして、
飲ませていいのかどうか不安です。
獣医さんは飲ませてくださいと言われます。

フクチチさんには、貴重なアドバイスを頂き、
助けていただきまして、本当にありがとうございました。
フクチチさんのラブちゃんも、肝臓にハンデを持ちながら、
元気になられたそうで、よかったです。
本当にラブの回復力はすごいですね。
今後もまだまだいろいろあると思いますが、
またアドバイスなどありましたら、
どうぞよろしくお願い致します。


抗生剤を与えてから  フクチチさん

こんにちは。
丁寧なお返事をいただき大変嬉しく思いました。
回復されている内容に喜んでいます。
ありがとうございます。

私の所も同じですが、一度大きな傷病を患っていしまうと
その年齢から回復に時間がかかります。
その間「一喜一憂」して人間の方が疲れてきてしまいがちです。
私の所もそうでした。

今年の夏も大変暑いです。
人間の体調管理もままならないほどですね。
どうかご自愛の上、愛犬とゆっくりと回復へお過ごしください。
お返事ありがとうございました。




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