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気管虚脱の場合の温度管理について けんぞうさん | ||
どうもこんにちは。 以前こちらで質問させていただいた者です。 こちらでアドバイスをいただき、セカンドオピニオンのため他の動物病院に行ったところ当初の診断とは異なり気管虚脱と診断されました。以前アドバイスをしていただいた方々にここで改めて御礼申し上げます。 再度の質問で大変恐縮ですが、今回は気管虚脱のわんちゃんの温度管理を何度位に設定すれば良いのか知りたく質問させてもらいます。この病気は夏期に悪化するということらしいですが、それならば低めの温度が良いのでしょうか? 診ていただいてる獣医師の方に質問しても曖昧な答えしかいただけず、困っています。 ご指導のほどよろしくお願いいたします。 |
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Re: 気管虚脱の場合の温度管理について ハナさん | ||
こんにちは。 わんちゃんの苦しい様子、どうにかしてあげたいという けんぞうさんのお気持ち、よくわかります。 私なりに調べてみたところ、 わかりやすく解説されていたものがあったので、少し長いですが ここに貼り付けておきます。お医者さんの解説です。 ★犬の気管虚脱−内科的治療が可能 気管とは、半円筒形の軟骨(Cの字型)が筋肉と靱帯によって管状につながっている器官です。気管虚脱では、この半円筒形の管がつぶれた状態になります。柔らかいストローを勢いよく吸い込むと形がつぶれてしまうのと、同じ理屈です。気管がつぶれると、中の空気は自由に通過しにくくなるため、呼吸困難になります。 中高齢の肥満傾向にある小型犬種やミニチュア犬種(トイ・プードル、ヨークシャー・テリア、ポメラニアン、チワワなど)に多発します。原因は明らかになっていませんが、犬種に特異性があるため、遺伝が関与していると考えられています。 ●症状 頚部の気管がつぶれている場合、息を吐くときにアヒルがガーガーと鳴くような音を発します。気管虚脱は頚部だけでなく、胸部に起こることもありますが、この場合、息を吸い込むときに音が出ます。頚部と胸部両方の気管が冒されていると、息を吸うときと吐くときの両方で音が出ます。 ●診断 胸部のレントゲン検査が必要です。吸気と排気の両方を調べるので、撮影は何回か行います。元気、食欲がない場合は、血液や尿の検査も必要になることがあります。 ●治療 ほとんどの場合、内科的に治療することが可能です。 肥満傾向は明らかに気管虚脱の症状を悪化させます。体重を減らすことは、気管の圧迫を減らし、呼吸器へのストレスを軽減しますので、症状をコントロールするのにとくに有効です。体重を減らすだけで症状がなくなる場合も少なくありません。肉100%の食事を与えられている犬では、気管が柔らかくなり、つぶれやすくなることが知られていますので、食事内容にも注意が必要です。 散歩の時に首輪を使用することは、気管を圧迫します。首輪ではなく胴輪を使用するようにしてください。運動、興奮、気温の上昇は、呼吸器への負担をさらに高めるので、十分な配慮が必要です。夏期は暑さで症状が激しくなる場合が多いため、エアコンを使用するときは、犬の呼吸状態が安定するまで温度を下げてください。吸入治療も有効です。また、気管の拡張を補助する薬、気管の粘膜の炎症を抑える薬、咳止め薬も状態に応じて使用します。 これらの治療は終生必要なこともあります。また、高齢の犬が多いため、心臓、肝臓、腎臓など他の器官も冒されていることもありますので、これらに対しても十分な対応と配慮が必要です。 外科手術は最後の手段として選択しますが、必ず成功するとは限りません。しかし、通常は成功すれば安定した状態が得られます。 ★以上、こんな感じでした。 温度管理については特に何度という形では、書いてありませんが、 わんちゃんの呼吸の様子を見て、少しでも楽になるような風に 調節してあげるしかないと思います。 私たち人間よりも、毛皮を着ているので、その分を少し考慮して… ということでしょうか。 余りはっきりしたお答えではありませんが、 何か参考になれば幸いです。 では、わんちゃんによろしく。 |
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Re^2: 気管虚脱の場合の温度管理について けんぞうさん | ||
> こんにちは。 > > わんちゃんの苦しい様子、どうにかしてあげたいという > けんぞうさんのお気持ち、よくわかります。 > 私なりに調べてみたところ、 > わかりやすく解説されていたものがあったので、少し長いですが > ここに貼り付けておきます。お医者さんの解説です。 > > ★犬の気管虚脱−内科的治療が可能 > 気管とは、半円筒形の軟骨(Cの字型)が筋肉と靱帯によって管状につながっている器官です。気管虚脱では、この半円筒形の管がつぶれた状態になります。柔らかいストローを勢いよく吸い込むと形がつぶれてしまうのと、同じ理屈です。気管がつぶれると、中の空気は自由に通過しにくくなるため、呼吸困難になります。 > 中高齢の肥満傾向にある小型犬種やミニチュア犬種(トイ・プードル、ヨークシャー・テリア、ポメラニアン、チワワなど)に多発します。原因は明らかになっていませんが、犬種に特異性があるため、遺伝が関与していると考えられています。 > ●症状 > 頚部の気管がつぶれている場合、息を吐くときにアヒルがガーガーと鳴くような音を発します。気管虚脱は頚部だけでなく、胸部に起こることもありますが、この場合、息を吸い込むときに音が出ます。頚部と胸部両方の気管が冒されていると、息を吸うときと吐くときの両方で音が出ます。 > ●診断 > 胸部のレントゲン検査が必要です。吸気と排気の両方を調べるので、撮影は何回か行います。元気、食欲がない場合は、血液や尿の検査も必要になることがあります。 > ●治療 > ほとんどの場合、内科的に治療することが可能です。 > 肥満傾向は明らかに気管虚脱の症状を悪化させます。体重を減らすことは、気管の圧迫を減らし、呼吸器へのストレスを軽減しますので、症状をコントロールするのにとくに有効です。体重を減らすだけで症状がなくなる場合も少なくありません。肉100%の食事を与えられている犬では、気管が柔らかくなり、つぶれやすくなることが知られていますので、食事内容にも注意が必要です。 > 散歩の時に首輪を使用することは、気管を圧迫します。首輪ではなく胴輪を使用するようにしてください。運動、興奮、気温の上昇は、呼吸器への負担をさらに高めるので、十分な配慮が必要です。夏期は暑さで症状が激しくなる場合が多いため、エアコンを使用するときは、犬の呼吸状態が安定するまで温度を下げてください。吸入治療も有効です。また、気管の拡張を補助する薬、気管の粘膜の炎症を抑える薬、咳止め薬も状態に応じて使用します。 > これらの治療は終生必要なこともあります。また、高齢の犬が多いため、心臓、肝臓、腎臓など他の器官も冒されていることもありますので、これらに対しても十分な対応と配慮が必要です。 > 外科手術は最後の手段として選択しますが、必ず成功するとは限りません。しかし、通常は成功すれば安定した状態が得られます。 > > ★以上、こんな感じでした。 > 温度管理については特に何度という形では、書いてありませんが、 > わんちゃんの呼吸の様子を見て、少しでも楽になるような風に > 調節してあげるしかないと思います。 > 私たち人間よりも、毛皮を着ているので、その分を少し考慮して… > ということでしょうか。 > 余りはっきりしたお答えではありませんが、 > 何か参考になれば幸いです。 > では、わんちゃんによろしく。 > |
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Re^2: 気管虚脱の場合の温度管理について けんぞうさん | ||
いつも丁寧に教えていただき感謝の気持ちで胸いっぱいです。 あれからウチのチャゲは体重が3.75kgに減量したこともあってか、家族の話しでは今日の昼間は水を飲んだ時以外咳が全く出ていなっかたそうで現在も落ち着いています。 ハナさんに教えていただいた通り、温度と湿度の管理を上手にしていきたいと思います。 一時は本当にもうダメかもしれないと思ったチャゲがおいしそうにごはん(一応減塩食です)を食べているのを見ると、アドバイスしていただいたハナさんをはじめ助けていただいた皆さんになんとお礼を言って良いのか・・・、本当にありがとうございます。 |
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はじめまして 田中さん | ||
はじめまして。 気管虚脱の温度管理と一言で言いましても、簡単に常時これで良いという条件は決められません。 通常、ワンちゃんの最適生活条件は、20度以下といわれています。 ただし、これは体温管理についての条件ですので、気管に対してのダメージの負担が軽減されるためには、その子その子の個体条件によって異なります。 咳など悪化する場合は、その温度が不適当であるということです。 しかし、一番重要なのは、温度差です。 外気や室内の個々の部屋の温度差が、できれば少ない方が良いのです。 夏や冬は、室内外の温度差が大きくなるので、外気のコントロールは不可能ですから、外に出さないことが一番良いと思います。 室内はコントロールできますが、玄関やリビングなどワンちゃんが行動する場所すべてを同じ温度に保つことは困難なのですが、できるだけ温度差、そして、湿度差をコントロールしてあげて下さい。 正解というものではないのですが、温度は12〜20度、湿度は50〜70%が一番よいのではないかと思います。 人間にとっては、温度は低めですが湿度はベストです。 上記の条件をご参考にして下さい。 |
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Re: はじめまして けんぞうさん | ||
返信が遅れてしまい失礼しました。 温度管理の仕方が手探り状態だったので、今回教えていただいたことを早速取り入れさせてもらおうと思います。今現在行動範囲をある程度制限していますので温度差のコントロールは比較的容易にできると思います。 大変参考になるアドバイスをしていただき、ありがとうございます。 |
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