我が家の１３歳の愛犬が腎臓病の数値が悪くなり、腎臓病食への切り替えになったのですが、なかなか食べてくれません。
病院では、栄養士でないので食事についてはわからないとのことでした。
食欲はあるのですが、何を食べさせてよいのか分からず、困っています。
野菜は大好きなので、よい手作り食があれば教えてください。

こんにちは
腎臓病色以外は食べるのでしょうか？
であれば、匂いや風味の良いものをちょこっと混ぜると良いかもしれません。

ただ、ジャーキーや塩分や添加物の多い保存が利くものは腎臓によくないので注意が必要かも。

野菜が好きならば、やりやすいと思います。

腎臓の検査数値が悪化すると腎不全になります。

腎不全とは何かの原因で腎臓が正常に機能しなくなり、そのため有害な物質を排泄できなくなる病気です。

症状としては、食欲がなくなる、嘔吐、下痢、脱水症状、尿毒症になります。

原因はさまざまですが、急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群などで腎臓自体に障害がある場合と、尿路結石症によって排尿ができないために腎臓がきちんと機能しない場合があります。

また、歳をとった老犬でもしばしば見受けられます。

高タンパク食は腎臓に負担をかけますが、長生きすればするほど腎臓にかかる累積負担は大きくなります。

それゆえ、身体を作る成長期や活動レベルの高い成犬時代を過ぎて老齢期に入ったら、できるだけ食事中のタンパク質量を減らした方がよいでしょう。


腎臓病に良い食事のレシピとしては、玄米150グラム、ハトムギ80グラム、納豆50グラム、カボチャ50グラム、小豆20グラム、乾燥ワカメ5グラム、にんじん25グラム、煮干（湯がいて塩分を抜くこと）30グラム、オリーブオイル5グラム、大根おろしか野菜サラダ（食べれるだけ）、ショウガおろし（食べれるだけ）、生のキュウリ
1/2本、食材合計410グラム、総摂取カロリー1843キロカロリーです。

これは、中型犬（体重10キログラム程度）の1日分の分量ですから、体重比で量を計算して下さい。

後は、黒豆30グラム、シイタケ20グラム、すりゴマ5グラム、生ニシン50グラムなどを追加しても良いでしょう。

後は、ビタミンE、亜鉛、カルシウムなどのサプリメントを追加するとより効果的です。

また、基本的に腸の状態を高めて免疫力を強化するような犬用のサプリメント（乳酸菌共棲培養エキスなど）を併用するとこれらの食材やビタミン・ミネラル類の吸収に効果的ですので、是非、一緒に摂取されることをお勧めします。

ポイントとしては、タンパク質は乾物量で全体の10％程度に抑え、動物性タンパク質をできるだけ植物性タンパク質、特に納豆などに切り換えることが大切です。

また、水分をたくさん撮るように工夫し、利尿作用の高い食材（小豆、ハトムギ、キュウリ、スイカ、メロン）を加え、血液がアルカリ性になるように海草類を取り入れるようにして下さい。